スペイン・ポルトガル巡礼
サンチャゴの道を辿って
２０１１年、初夏のスペイン・ポルトガル巡礼『サンチャゴの道を辿って』のお誘いをさせて頂きます。
数世紀をかけて建築の続くガウディ設計によるバルセロナのサクラ・ダ・ファミリア（聖家族）教会、奇観のモンセラート（鋸山）修道院、ロヨラが霊操を受けたマンスーラの洞窟などがあるカタルーニア地方を巡った後、私たちはピレネー山脈南麓なるフランシスコ・ザビエルの故郷ハビエルの城にいたり、ここからサンチャゴの道（カミーノ・デ・サンチャゴ）に踏み込みます。昔から今にかけて巡礼者たちが渡って来たプエンタ・ラ・レイナ（女王橋）を歩きわたり、エル・シドの街ブルゴスのゴシック大聖堂を訪ね、グレゴリアン聖歌の故郷シロス修道院の歌ミサに連なり、レオンのサン・マルコス修道院に泊まり、最後の難所たるセブレイロ峠を越えていよいよ中世からの大巡礼地サンチャゴ・デ・コンポステラ（星の野の聖ヤコブ）にいたります。