手造りの聖地巡礼

図 説 『 イエス・キリスト 』 聖地の風を聞く

著者 ■ 河谷龍彦(かわたに たつひこ)

受賞 ■ 全国学校図書館協議会選定図書/日本図書館協会選定図書

出版社名 ■ 河出書房新社:ふくろうの本

内容紹介 ■ 「聖書の舞台を訪ね、イエスの生涯をたどる」

降誕からゴルゴダの丘での十字架刑まで、イエスの生涯をたどる決定版ガイド。
ミレニアム「大聖年」記念出版。ベツレヘム、ユダの荒野エルサレムなどイエスの歩いた道、聖書の舞台を美しい写真数々のエピソードで案内。(河出書房新社HP・紹介文より)
ベツレヘムでの降誕、ヨルダン川での受洗、ガリラヤ湖での宣教最後の晩餐、ゴルゴダの丘での十字架刑、そして復活。わずか三十三年といわれるその生涯が、2000年前と変わらぬ聖地の風景と多くの図版でよみがえる決定版、イエス・キリストの物語!

(本文 プロローグより)

いわく旧約聖書は神という鏡に映った人間ドラマであり、
一方、新約聖書は人間の鏡に映ったイエスのドラマである。
そして、イエスを映した人間とは、弟子たち、女たち、病人たち、
疎んじられた人たち、ユダヤ教徒たち、群衆である。
その人たちの子孫が現在の聖地に生きているわけだから、
二千年前イエスを映した鏡は連綿と歴史の中で
イエスを映し続けて今に至っているといえる。
私が出会ったのは、この鏡に映ったイエスである。
現在のエルサレムの石畳に響くイエスの息遣いである。

    《目次》
  1. おさな児イエス
  2. 宣教前のイエス
  3. 荒野のイエス
  4. 宣教するイエス
  5. 癒すイエス
  6. 蔑まれた人々とイエス
  7. 弟子たちとイエス
  8. マリアたちとイエス
  9. 群衆とイエス
  10. 孤独のイエス
  11. 十字架の道
  12. 復活のキリスト